五井にて保存機関車を見る＜試験のあとの気分転換＞ [蒸気機関車いろいろ]
９月30日に試験を受けるために五井まで出かけました。試験は14時には終了しましたので、五井の駅のには14時半には戻って来ることができました。試験から開放されて五井駅にとくれば、行きたい場所があります。それは、構内に保存されている蒸気機関車です。以前ににも数回訪問していますが、何回見てもワクワクします。そして、毎回新しいことを見つけます。
肝心の試験の方ですが、今日合格通知をいただきましたので、このブログも気持ち良く書くことができました。
この日の、五井駅の表情です。小湊鉄道のキハ200が昔と同じ様に並んでいてホッとする光景ですが、JRの線路がはずされ209系の改造車が投入され右奥のビルが時代の変化を感じさせます。
小湊鉄道生え抜きの１号機と２号機は同時に製造し輸入されましたが、現在は細部に違いがありますが、詳細の話は別の機会に譲ります。１号機の運転台に座って前方を眺めました。そんなに大型の機関車ではありませんが、見通しはよくありません。ただし、１号機はキャブの妻板がありませんので、実際はもっと見通しは悪いでしょう。保存機関車とはいえ、運転台に座ると気持ちが高まります。
こちらは、国鉄から購入したB104号機です。テンダー機関車からタンク機関車に大きな改造を受け、空気制動機を取付ていますが、細部を見ると案外原型が残っているようです。加減弁ハンドルは回転式で原型を保っていますし、水面計のカバーも古い形（原型かどうかはわかりませんが）です。ただし、加減弁ハンドルが曲がっているのは後からの改造でしょう。
ラムスボトム式安全弁は原型を保っています。B10形の元になった5500形や6200形や2100形の属する通称B6もほとんどが国鉄で標準となったポップ式に改造されているものがほとんどです。安全弁の隣りにある汽笛も原型と思われる単音のものです。オリジナルでは、キャブの屋根上に大小２つの汽笛が並んでいましたが、その内の大きい方を移設したと思われます。単音の汽笛が付いていた機関車もほとんどが8620形や9600形と同じ3階音のものに変えられています。
写真：2013年9月30日撮影
肝心の試験の方ですが、今日合格通知をいただきましたので、このブログも気持ち良く書くことができました。
この日の、五井駅の表情です。小湊鉄道のキハ200が昔と同じ様に並んでいてホッとする光景ですが、JRの線路がはずされ209系の改造車が投入され右奥のビルが時代の変化を感じさせます。
小湊鉄道生え抜きの１号機と２号機は同時に製造し輸入されましたが、現在は細部に違いがありますが、詳細の話は別の機会に譲ります。１号機の運転台に座って前方を眺めました。そんなに大型の機関車ではありませんが、見通しはよくありません。ただし、１号機はキャブの妻板がありませんので、実際はもっと見通しは悪いでしょう。保存機関車とはいえ、運転台に座ると気持ちが高まります。
こちらは、国鉄から購入したB104号機です。テンダー機関車からタンク機関車に大きな改造を受け、空気制動機を取付ていますが、細部を見ると案外原型が残っているようです。加減弁ハンドルは回転式で原型を保っていますし、水面計のカバーも古い形（原型かどうかはわかりませんが）です。ただし、加減弁ハンドルが曲がっているのは後からの改造でしょう。
ラムスボトム式安全弁は原型を保っています。B10形の元になった5500形や6200形や2100形の属する通称B6もほとんどが国鉄で標準となったポップ式に改造されているものがほとんどです。安全弁の隣りにある汽笛も原型と思われる単音のものです。オリジナルでは、キャブの屋根上に大小２つの汽笛が並んでいましたが、その内の大きい方を移設したと思われます。単音の汽笛が付いていた機関車もほとんどが8620形や9600形と同じ3階音のものに変えられています。
写真：2013年9月30日撮影
C12形蒸気機関車は軸重をC62やＣ61と同様に軸重変更が可能？ [蒸気機関車いろいろ]
新しい年となり10日も過ぎましたので、ブログを更新することにします。
C62やC61形はひとつ下の規格の路線でも使用できるように、動輪と従台車を繋ぐイコライザーの支点の位置を変更して動輪上重量を軽くできる設計になっていとことはよく知られています。そして、C62形では実際にそれを利用し動輪上重量を軽くした機関車が常磐線や函館本線に活躍したことが知られています。
表題の話は昨年11月24日に水郡線に「SL奥久慈清流ライン号」を撮りに行ったことから始まります。常陸大子駅前にC12187号機が保存されています。この機関車を見ていてふと先台車と第１動輪を繋ぐイコラーザーの支点の穴が３つあることに気付きました。もしかしてと第３動輪と従台車のイコライザーの支点はと見るとやはり３つ開いています。真岡鐵道で使われているC1266号機ににはありません。後から開けたのでしょうか。
後方から見たC12187号機。ヘットライトの左側にバック運転のときキャブ内に空気を取り入れる穴があります。九州からやって来た蒸気機関車のようです。
説明板をを見るとやはり長年九州で過ごした後、最後の３年間程を水戸機関区で使用されたことがわかります。
先台車と第１動輪を繋ぐイコラーザーの支点に３つの穴が用意されていることがわかります。
従台車と第３動輪を繋ぐイコラーザーの支点も３つ開いてます。現在はどちらも中央の穴を使用していますが、動輪よりの穴を支点にすれば動輪上重量は重くなり牽引力を増すことになり、反対に移せば動輪上重量を軽くでき線路への負担を軽減できます。
現役時代にC12形を撮影はしていますが、残念ながらそこまで気をつけて撮影していません。なにしろ撮るだけで精一杯でした。なので先人の写真の中から「記録写真蒸気機関」車に収録されているC12189の従台車と第３動輪を繋ぐイコラーザーの支点が３つ開いることが確認できました。さらに、原書房から出版されている「日本国有鉄道蒸気機関車設計図面集」C12形を見ると図面上でも３つの穴が開けられています。私はこの穴は動輪上重量を変更する目的だと思いますが、真相はどうなのでしょうか。また、実際に動輪上重量を変更して使用した例があるのでしょうか。まだ、その点について語られた記事を目にしたことがありません。真相はどうなのでしょうか。何かご存知の方があればお教え頂きたいと思います。
※ 記事をアップした後３番目と４番目の写真が入れ違っているのではと指摘を受け、確認したところ確認されましたので直しました。
C62やC61形はひとつ下の規格の路線でも使用できるように、動輪と従台車を繋ぐイコライザーの支点の位置を変更して動輪上重量を軽くできる設計になっていとことはよく知られています。そして、C62形では実際にそれを利用し動輪上重量を軽くした機関車が常磐線や函館本線に活躍したことが知られています。
表題の話は昨年11月24日に水郡線に「SL奥久慈清流ライン号」を撮りに行ったことから始まります。常陸大子駅前にC12187号機が保存されています。この機関車を見ていてふと先台車と第１動輪を繋ぐイコラーザーの支点の穴が３つあることに気付きました。もしかしてと第３動輪と従台車のイコライザーの支点はと見るとやはり３つ開いています。真岡鐵道で使われているC1266号機ににはありません。後から開けたのでしょうか。
後方から見たC12187号機。ヘットライトの左側にバック運転のときキャブ内に空気を取り入れる穴があります。九州からやって来た蒸気機関車のようです。
説明板をを見るとやはり長年九州で過ごした後、最後の３年間程を水戸機関区で使用されたことがわかります。
先台車と第１動輪を繋ぐイコラーザーの支点に３つの穴が用意されていることがわかります。
従台車と第３動輪を繋ぐイコラーザーの支点も３つ開いてます。現在はどちらも中央の穴を使用していますが、動輪よりの穴を支点にすれば動輪上重量は重くなり牽引力を増すことになり、反対に移せば動輪上重量を軽くでき線路への負担を軽減できます。現役時代にC12形を撮影はしていますが、残念ながらそこまで気をつけて撮影していません。なにしろ撮るだけで精一杯でした。なので先人の写真の中から「記録写真蒸気機関」車に収録されているC12189の従台車と第３動輪を繋ぐイコラーザーの支点が３つ開いることが確認できました。さらに、原書房から出版されている「日本国有鉄道蒸気機関車設計図面集」C12形を見ると図面上でも３つの穴が開けられています。私はこの穴は動輪上重量を変更する目的だと思いますが、真相はどうなのでしょうか。また、実際に動輪上重量を変更して使用した例があるのでしょうか。まだ、その点について語られた記事を目にしたことがありません。真相はどうなのでしょうか。何かご存知の方があればお教え頂きたいと思います。
※ 記事をアップした後３番目と４番目の写真が入れ違っているのではと指摘を受け、確認したところ確認されましたので直しました。
