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<再びカラー写真を白黒に> [デジタルの恩恵-写真]

以前、2014年7月14日のブログにカラーデータからモノクロした写真を掲載しました。 その時は、RAWデータから現像する時にモノクロームにする機能を使用しました。その時と同じように、RAWデータを現像するときにモノクロームにした画像を以下に載せます。このままでも文句ないように見えます。しかし、その下のはカラーのまま現像した画像と比べると、主連棒ビックエンド部の色の違いが表現されていないことに気づきます。

_SDI0582.jpg

_SDI0582m.jpg

そこで、カラーの画像をフォトショップ上でモノクロームにしたのが、次の画像です。ここでも単純に作業を行なったのでは上の画像とあまり変わらない結果になってしまいます。モノクロ化はチャンネルミキサーで行ない、真鍮色の部分の明るさの違いを出すためにトーンカーブで調整しています。その際緻密な調整が出来る様に、トーンカーブにマスクをかけています。その過程は、レイヤー上で行なっていますので後からでも微調整が可能です。そのレイヤーがどうなっているかわかる写真を最後があります。ただ、微妙な違いですのでモニターの状態によってはわかりにくいかもしれません。

_SDI0582Phm.jpg

Photoshop_totyu.jpg

さて、ハードディスクが一杯になったので整理してみたら撮影しっぱなしのカメラデータがたくさんでてきました。中にはRAWデータのままほったらかしのものまでありました。近いうちにそれらの中からいくつかアップしたいと思っています。

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都電のオリンピック塗装 [デジタルの恩恵-写真]

都電荒川線の8810号車をPR号として車内で「都電と東京オリンピックの思い出」と言う都電とオリンピックにかかわる写真を展示しています。東京オリンピックと言えば幻となった1940年(昭和15年)のオリンピックがありました。その幻の東京オリンピックにむけて当時の東京市電でも特別塗装をした電車がありました。先程当時のオリンピック塗装のモノクロ写真をカラー化する作業をしました。荒川線で8810号車に乗ってぜひ見ていただきたいと思います。

01215_color-1130.jpg

以前のデジタルによる彩色については以下をご覧下さい
月夜の鉄橋 http://sellbremse.blog.so-net.ne.jp/2012-06-29
満鉄パシナのカラー化-1 http://sellbremse.blog.so-net.ne.jp/2012-08-23
満鉄パシナのカラー化-2 http://sellbremse.blog.so-net.ne.jp/2012-12-17
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改めて満鉄パシナのカラー化について [デジタルの恩恵-写真]

8月23日のブログで「満洲鉄道発達史」に掲載したパシナのカラー化について取り上げました。その後、色合いについてご意見を伺いました。先日「満洲鉄道発達史」の著者である高木宏之の新刊「満洲鉄道写真集」が発刊されましたことをきっかけに色合いを変更を試みましたのでご覧下さい。1枚目は青みをおさえています。2枚目はもっと暗い色合いにしています。私は1枚目あたりが適当と思いますが、皆さんはどのように思われますか。
ところで、新刊の「満洲鉄道写真集」はこれまでの満鉄関連の写真集のなかでも飛び抜けて素晴らしい写真集ですので、興味ある方にはお薦めします。
なお、モニターの情況によっては色合いや濃度など明解な違いが分かりにくい場合もあることはご了解ください。また、無断で写真をコピーすることや転載することはお断りします。

パシナ971正面_濃紺b明.jpg

パシナ971正面_濃紺b暗.jpg




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満鉄パシナをカラーで再現する [デジタルの恩恵-写真]

6月19日の本ブログで「満洲鉄道発達史」発売のお知らせをいたしました。今回はその中で担当したモノクロ写真のカラー化について取り上げます。これらは、著者の高木宏之氏の依頼によって行ったものです。始めは現状の写真に色が付いていればという気持ちでした。しかし、イメージが合わないとご指摘があり、それを補正するためには元々あった機関車にあたる光の明暗を直すこと、さらに修正と言うより筆を使って新たに描く作業にも必要になりました。その点では、最初の見込みが甘かったとも言えなくはありませんが、他人の要望を聴きそのとおりに仕上げることの難しさを感じると供に、ここまで出来るデジタル写真の素晴らしさを感じています。
以下、完成写真と元の写真を載せますのでご覧下さい。
「満洲鉄道発達史」については改めて取り上げることにします。

なお、写真を無断でコピーや転載するなどの行為は堅くお断りします。

登場当時の色を再現
パシナ971正面_濃紺bW.jpg
パシナ971正面_濃紺b元W.jpg
パシナ971_濃紺W.jpg
パシナ971_濃紺元W.jpg

トップナンバーがワークショップグレーで塗られた様子を再現
970_グレイW.jpg
970_グレイ元W.jpg

ラストナンバーの981が国防色で塗られた様子を再現
パシナ981_国防色W.jpg
パシナ981_国防色元W.jpg


書籍の印刷・モニター画像・自宅でのインクジェットプリンター出力の三種の中でプリンター出力が一番良い出来なのが残念です。書籍の印刷が一番になって欲しかったと思っています。

<「マイカテゴリー」から「デジタルの恩恵 - 写真」を選んで頂ければ過去のデジタル行ったた写真の加工について閲覧できます。>
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月夜の鉄橋 [デジタルの恩恵-写真]

月夜の鉄橋を渡る貨物列車の写真を画像処理で作りました。数年前に年賀状に使用したものです。高校時代に有名な磐越西線の一ノ戸鉄橋で撮影したD51の貨物列車を元に、後に撮影した月夜の空の写真を合成して作成しました。左右を反転しています。
ところで、過去に遡って「マイカテゴリー」を整理しました。新しく「デジタルの恩恵-写真」と「白黒写真を撮る」を作りました。

moonlight bridge.jpg


rail1.jpg
sky2.jpg
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デジタルの恩恵 - 5 <カラー写真を白黒に> [デジタルの恩恵-写真]

イカロス出版「日本路面電車カタログ2011-2012」の98ページに私の写真が使用されました。当ブログ<富山のトラムと福井鉄道 - 11>に載せた写真です。もとは、カラーでしたが「日本路面電車カタログ2011-2012」では結局白黒で使用されました。そこでカラー写真の白黒変換について取り上げることにします。カラーモードをグレースケールにする方法を始めとして、チャンネルミキサーを適応するなど様々な方法が考えられますが、ここでは私なりに白黒変換をしてご披露いたします。

_SDI5128_RGB.jpgこれは富山のトラムと福井鉄道 - 11で使用した写真です。今回はこの写真を白黒写真です。








_SDI5128_U.jpg
一般に良く行われていると思われる「色相・彩度」の彩度を0にしてからグレースケールにしたものです。そのままでは暗く感じるので「トーンカーブ」で明るくしています。






_SDI5128_白黒.jpgフォトショップにある「白黒…」を使って変換したものです。色域によって明度を調整出来る所が便利です。使い方さえ間違えなければ、現在最も簡単で適切な白黒変換が出来るツールでしょう。







過去の「デジタルの恩恵」は下記をご覧下さい。
デジタルの恩恵 - 1
デジタルの恩恵 - 2
デジタルの恩恵 - 3
デジタルの恩恵 - 4

デジタルの恩恵 - 4 [デジタルの恩恵-写真]

初めて日鉄鉱業の羽鶴専用鉄道に動く1080を撮りに行ったのは1972年のことでした。その動く姿と音に感動しボーッとしてしまった私はフィルムを巻き戻すことも忘れ、カメラの裏ぶたを開けてしまったのでした。そのため、その日の1080が走るまともな写真は残すことが出来ませんでしたが・・・

72-056_16.jpgその日、二往復走った内で何とか写っていたコマです。光が入ってしまったため、左の端の方が白けてしまってます。









72-056_16b.jpgそして、今当時のネガをスキャニングし修正を施したのがこの写真です。それと知らなければ判らない状態まで修復できました。
1972.11.12. 撮影

「デジタルの恩恵」過去の話はこちらでリンクします。
<デジタルの恩恵 - 1>
<デジタルの恩恵 - 2>
<デジタルの恩恵 - 3>

デジタルの恩恵-3 [デジタルの恩恵-写真]

友人からアルバムに貼ってある写真が退色しているので綺麗にならないかと相談を受けました。ネガも不明になって唯一残っている写真だそうです。これまでの経験からかなりは補正できることが判っていましたので早速作業してみました。
自宅でこれだけのことができるですから、すごい時代になったと思います。
了解を得て使わせていただきました。こちらもぜひご覧下さい。

Noseden_color.jpg能勢電鉄で走る元阪急のデロの写真です。スキャニングしたままだとかなり退色しています。










Noseden_color3.jpg色を補正し、ゴミなどを取り除きました。元の写真はサービスサイズのプリントでしたが、現在のプリントとは違いバライタ紙のようです。おかげでA4サイズのプリントにも何とか耐えるようになりました。困ったことに今使われている印画紙はごく一部を除いてポリエチレンコート紙が使われています。なぜ困るのかと言えば、プリントした時点ですでにピンボケだということです。スキャニングして拡大して使うことには向きません。私はこれは退化だと思っています。
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神土にてと、デジタルの恩恵その2 [デジタルの恩恵-写真]

だいぶ間が空きましたが、2月10日「昔のネガとC50のこと」2月11日「休息するC12たち」の続きです。まだ薄暗い早朝中での一コマです。実は足尾線の下り一番列車は貨物列車でした。神土までC12形が重連で行き、その先33パーミルが続く急勾配区間になるのでここで貨車を半分切り離し、二往復して引き上げていました。そこで、それらを無駄なく撮るために貨物列車の車掌車に便乗させてもらおうと言う虫の良い計画を立てました。桐生機関区で撮影した後、桐生駅に行き図々しくも駅長に車掌車への便乗をお願いしたのです。しかし、断られるより先に車掌車など連結していないとのことで、あっさり挫折していまいました。当時、普段見ている貨物列車には必ず連結されていたので例外があることを知らなかったのです。
しかし、親切な駅長さんで機関士に交渉してくださり、重連の先頭の機関車は信号扱いがあるからと、2両目の蒸気機関車に添乗し神土まで行ける事になったのです。初めての体験で夢の様な出来事でした。その事によって最も印象的だったのが、渡良瀬川の河原に重連の蒸気機関車の影が一緒に移動して行く光景です。その晩は月こうこうと光り煙を吐いて走る蒸気機関車のシルエットを作り出していました。そこに、運転室の窓の形に電球の色と投炭の時の赤い輝きが色を添えていました。一生思い出に残る素晴らしい情景でした。
高校生の時でしたが徹夜で写真を撮り機関車に添乗までするという、今では考えられないとんでもないことです。高校生という若さ、だったからこそ実行してしまったのでしょう。この時、同行してくれた友人がいなければ実現出来なかったことで、おおいに感謝です。

B70-002_11ok.jpgこの写真はこの時、神土駅で撮影しました。美しいシルエットを作ってくれた月も残っています。
この時の話はここまでにして、いずれまとめて発表いたします。
以上:1970.1













B70-002_11x.jpgさてここからは、現代のお話。先日スキャニングしたのですが、思いの外カビなどが酷く普通に印画紙に焼いた状態では鑑賞に一寸無理かなと言う状態でした。デジタルデータにしたおかげで何とか見られるように補修が出来た次第です。
さて、この2枚目の写真は同じネガからスキャナーの初期設定でそのままスキャニングしたものです。月は見えますが他はすっかりつぶれています。








B70-002_11xx.jpg3枚目はスキャナーの自動補正でスキャニングしたものです。ディテールは出てきましたが、月が何処かへ行ってしまいました。先頭の写真はスキャナーの「ヒストグラム」を見て調整してスキャニングし、画僧処理ソフト(フォトショップなど)で調整したものです。銀塩での引き伸しでも
中々思い道理のイメージにプリントするのは難しいネガでした。
なお、2&3枚目はスキャニングしたままカビなども残したままです。
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デジタルの恩恵 [デジタルの恩恵-写真]

写真もデジタルカメラになって、フィルムカメラの時の様な危うさは無くなって誰でもそこそこの写真は撮れるようになりました。フイルムとは違って感度も自由でしかも高感度が使えるようになりました。しかし、フィルムカメラのようなカメラの個性やフィルムの個性難しい条件でいかに撮るかと言う楽しみも失われた様な気がします。私も今ではすっかりデジタルカメラの使用者になってしまいました。フィルムを使いたい気持ちは十分あるのですが、その手間と費用はとても今の自分には対応できるものではありませんので仕方ないと思っています。しかし、デジタルも悪いことばかりではありません。
それは、かつて撮ったネガが露出不足で引き伸ししても思うようにいかなかった写真をきれいにプリントすることが可能だからです。ただし、カラーでは難しいのですが、沢山あるモノクロネガの中のいくつががこうして救済出来そうです。


mama_L.jpgこの写真は夜景を撮影したものですが、ディテールがつぶれないようにプリントすると、どうしてもこのように白っぽくなりがちです。









mama_D.jpgかといって黒を締めてプリントするとこのように、ハイライトも暗くなってしまいディテールもつぶれてしまいます。









hosei.jpgそこで、ネガをスキャニングしてからフォトショップというソフトで調整したのがこの写真です。フォトショップは高価なソフトですが、安価なフォトショップ・エレメントでも同様なことは可能です。その他のソフトでも可能と思います。ただし、申し訳ありませんがその外のソフトは使用したことが無いので確信はありません。





今、ようやく山のようにあるネガのスキャニングを始めたばかりです。そんな中露出不足の写真で救済出来る物があることは、まさにデジタルの恩恵だと言えるでしょう。これから、折りにふれてスキャニングした中から取り上げていきたいと思っています。

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