昔好きだった蒸気機関車

国鉄の蒸気機関車が終焉を迎える数年間はその生きている蒸気機関車との別れが辛くて少しでも何回も東北から北海道へと出かけました。でもその頃は国鉄の近代型と呼ばれる機関車が少し気に入らなくなってきていたのです。その頃動いていた機関車ではラサ工業のC108・西武山口線で復活運転をしている頸城鉄道の２号機・そして日鉄羽鶴工業所の1080こそがあこがれの蒸気機関車でした。それに加えて夕張鉄道の日立製作所製11形・貝島のコッペル・国鉄ならば当時引退してしまっていた8620形がそうでした。勿論今でも好きな機関車達です。
どうも、1972年に再版が1968年に発行された「明治の機関車コレクション」を1968年から1969年あたりに購入、つまり蒸気機関車にのめり込めた当初から飽かず眺めていたことも影響したのかも知れません。ともかく、蒸気機関車の仕組みと本質についてまだ良く知らなかった頃ですが、ボックス動輪やD51やC57などのぼやけたブラスト・・など・・・何となく気に入らないなあと思い始めていました。
さて、長い間休んでいたイラストを描いてみました。15分程度で仕上げましたので、荒い出来ですが当時気に入っていた機関車のひとつ関西鉄道の「早風」クラス後の6500形です。当時としては大動輪にコンパウンドでスタイルが良いのが魅力です。
と書いてやはりイラストの拙さに多いに反省中です。

※2010.12.29訂正しました。